旅158日目 : ヴィパッサナー瞑想で色々考え、全てがしっくり来た

このエントリーをはてなブックマークに追加    Check  
コメント(0)

ヴィパッサナー瞑想という言葉を初めて聞いたのは高校2年生の時。当時色々悩んでいた時、仲が良かった先生に悩みを相談。その時に、「ヴィパッサナー瞑想行って来れば?」と言われたのが最初。聞けば、10日間、寺にこもって誰とも話さずにひたすら瞑想するプログラムが京都にあるという。なんと。結局、その時はビビって行かなかった。

それから何年も経ち、ヨルダンで知り合った旅人T君が、なんとヴィパッサナー瞑想をネパールでやってきたという。思わぬ偶然の再会。折しも、一人旅に出て、だいぶ「掴みたかった物を掴み始めている」という感覚を持っていた僕、これはちょうどいいのジャマイカ。そんな訳で、ネパールの山寺で12日間の瞑想プログラムに参加してきた。そして、結局色々しっくり来た。このエントリは前編。後編はこちらで。

ヴィパッサナー瞑想とは、その昔ゴータマ・シッダルダ(いわゆるブッダ)がインドにて悟りを開いた時の瞑想法を忠実に再現したもので、実に2500年もの歴史を持つ瞑想法だ。「瞑想ってなんだか良く判らないけど、今俺はそういうのが必要な気がする。」そう勝手に確信して、僕はネパールにてその申込を行った。

10日間の瞑想及び、初日と最終日を含め、12日間のこのプログラム。運営は全て寄付によって賄われている。実はかなり厳しいルールがあり、そのグル(師)として有名なS.N.Goenka は「ある意味刑務所より厳しいルール」とのたまう。そして、実際にインドの刑務所で大規模に導入されているプログラムでもあるらしい...なんだか凄そうだ...ルールを確認してみると、こんな感じだった。

  • 1. 12日間の瞑想プログラムに参加する場合、途中退出は絶対に認められない。
  • 2. 肉/魚/卵などは一切無し。純粋なビーガン料理のみが提供される。
  • 3. 一切の殺生を禁ずる
  • 4. 一切の読書・運動を禁ずる。他宗教の儀式も一切禁止。
  • 5. 紙やペンを持ち込む事も一切禁止。
  • 6. 一切の会話を禁ずる。師及びボランティアと最小限の会話のみ許される。
  • 7. 他人との一切の目線の交換、ボディタッチ、ボディランゲージを禁ずる
  • 8. 女性と男性は完全に別行動。
  • 9. 酒、タバコ、その他中毒物質は一切禁止。

そして、一日のプログラムはこんな感じだった。

  • 04:00 起床
  • 04:30-06:30 瞑想
  • 06:30-08:00 朝食及び休憩
  • 08:00-11:00 瞑想
  • 11:00-13:00 昼食及び休憩
  • 13:00-17:00 瞑想
  • 17:00-18:00 夕食及び休憩
  • 18:00-19:00 瞑想
  • 19:00-20:30 講話
  • 20:30-21:00 瞑想
  • 21:00-21:30 休憩
  • 22:00 消灯、就寝


12日間を過ごした寝室。

つまり、一日は10時間半の瞑想と1時間半の講話、及び5時間の食事と休憩の時間、6時間の睡眠時間を厳格に守らなくてはならないのだ。そしてソレ以外にやれる事は実質何も無い。うひゃ。望むところだ!かくして僕はコースに参加した。

結論から言うと、12日間いやー!しんどかったーーー!!!w 人生で最も長い12日間でした...瞑想さんパネェっす...すんげー色々ありましたが、とにかく、とりあえず、最高の12日間でした。人生を変えるきっかけを自分で作り出せたと思います。

ぶっちゃけた話、まず、僕は五日目くらいで精神的にギブアップした。ヴィパッサナー瞑想的な悟りを得ることを諦めた。そして自分が元々目的としていた旅で得たことや、今までの人生、今後の人生をゆっくり考える機会に当てた。それが良かったのかどうかは良く判らないのだけど、でも今僕はここで、今こうして、確実な手応えを感じています。人生を変えるきっかけ、そのタネを、貰ったのではなく、自分で作り出せたなと思う。

これはかなり長くなるので、このエントリでヴィパッサナー瞑想本来の感想を残し、2/2で自分なりの色々まとまったことをまとめたいと思う。


中庭。写真は最終日の風景なので、会話もOK。

[ ヴィパッサナー瞑想本来の感想について ]

むちゃくちゃキツイ。まさかこんなにキツイとは思わなかった。最初の3日半はとにかく自分の呼吸の観察を要求される。そして、残りの6日半で体の感覚を観察する事を要求され、そうすると自然と嫌悪、歓喜、恐怖などの感情が湧き上がるようになる。その感情をこれまた冷静に観察することで、心の冷静さを保ち、全てが「変化している」事を悟る事を要求される。そしてこの「全ては諸行無常である。」という身体的な理解の元に、全ての感情もまた諸行無常であり、一切の恐怖や嫌悪といった負の感情、また渇望や欲情といったエネルギーもまた、無駄なモノであるという事を悟るべし、というモノ。

文章にして書くと簡単だが、本当にキツイ。

一切の思考が禁じられている。コレはマジでキツかった。自分の呼吸や体の感覚を観察しているうちに、思考はいつの間にか過去や未来に飛び、色んな妄想が始まる。しかしそれに気づいたら、直ぐにそれを中止し、また呼吸の観察に戻らなければならない。コレは、キツイ。実際やってみるといい。5分間何も考えず瞑想するだけでも、直ぐに嫌気が指すと思う。


食堂。

結果として、僕はコースの途中で精神的にドロップアウトした。のちのちになって聞いてみると、初回参加の人はほとんどが6-7日目で精神的にドロップアウトしているみたいなので、しょーがないとは思うのだけど、とにかくもーダメだった。「残りの6日半で体の感覚を観察する事を要求され、そうすると自然と嫌悪、歓喜、恐怖などの感情が湧き上がるようになる。」ここまではたどり着いた。何故か、体全体に「焦り」や「恐怖」の感情というか、背筋がゾワッとするような感覚が生まれるのだ。これを冷静に観察することをもとめられるが、このへんでもー僕はギブアップだった。

こうしてまとめてみると意外に書くことがない。そりゃそうだ。修行法そのものも凄くシンプルだし、宇宙につながった!とか、真理を悟った!みたいなことはこのヴィパッサナー瞑想の目的とするところではないらしく、そーゆーことも基本的には起こりえない。

なんつーか...レポートしようとしてレポートできないのは悔しいのだけど、これはホントに「実際に行ってみないと分からない体験」なのだ。バンジージャンプの興奮を文字に起こそうとしても、そんなに沢山は書けないのと一緒だ。


中庭の様子。

ま、ともかく。現時点では、ヴィパッサナー瞑想には二度と参加したくない笑。参加者のほとんどはそう思うらしい。そして1-2年後に結局帰ってくるらしいのだが、それはいつかのお楽しみ。うーん。ヴィパッサナー瞑想そのもので僕が何を得たか。これは正直書くのが難しいので、ここでは書かない(なんかよくわかんないのだ。文字に起こすとスゲーしょぼくなってしまう。、)毎晩の講話はとてもステキな気づきを得るきっかけとなった。その日その日、苦しみ抜いた後に聞くこの講話では、その日に感じたことがズバッと言い当てられたりしていて、凄かった。

ヴィパッサナー瞑想、オススメですよ。マジで苦しいですが、どちらに転んでもなんらかの気づきは得られるでしょう。 さて、僕は実際、ヴィパッサナー瞑想の12日間を通して何を得たか?

これについては長くなるので、色々思ったことは "後編-さらば、Struggling Life"にて。

ABOUTUS

LOHAS Packer's 外資系企業&日系広告代理店で働いていたメンズ三人。もっと広い世界を見たい!と世界一周へ!!! 詳細は コチラ お問い合わせは コチラ まで。
恭平/Kyohei たくろー/Takuro
恭平と拓朗は中米を旅しながら、グアテマラで事業を決意!その後また南米の旅へ!
フリッツ/Fritz
フリッツは世界を旅する中でITに目覚め、アメリカで事業を決意!グアテマラ事業でも連携!

2012.01.01 - 過去ログ - 昨年度は本当にお世話になりました。今年も一層頑張って旅して、目で見て、肌で感じたことを発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします!また、オンラインのスペイン語学校をプレオープンしました!こちらからアクセスできます!ひょー!

TODAY'SPIC

2011年9月18日 : 幻の鳥ケツァール
2011年9月15日 : もはや角煮職人?
2011年8月11日 : プロジェクト現場

TWITTERFOLLOW